Art Santa Fe 2019に出展しました

3回目の出展となります、Art Santa Feでは、これまでで一番の反響をいただくに至りました。思い返せば、初出展の際には、場の空気に馴染めずにおりましたし、「あと数千回描いたら買ってあげてもいいわよ」という叱咤もいただきました。

 

素直さが取り柄の私ですので、この3年で描いた円相は、8000回に上りました。10000回の景色があるのか分かりませんが、愚直に続けて行こうと思います。何より、今回の出展では結果が伴いました。

 

さて会場は、アートの街、サンタフェ市街地のど真ん中に位置する市民センターです。毎年楽しみにしている方も多く、とても楽しい雰囲気に包まれています。

 

会場全体の作品群を観ると、随分と2年前から様変わりしたなあ…と感じます。センシティブかつ既存の枠を越えて突き進む、観ていて楽しい作品が増えているように思いました。

 

また、一時期、各国のアートフェアを席巻していたカラーフィールド系の作品や、これまで盤石だった人気アーティストのセカンダリー作品の割合も減っているように感じました。

 

 

そして、相変わらず、自分の作品は限りなくシンプルで異質だと思います。それ故に、移りゆく流行に影響されず、かつ、存在感を出すには、結局のところ「プラクティス」の数を重ねることに尽きます。

 

現地の方との良い出逢いにも恵まれ、プライベートな夕食にもお誘いいただき、激励の言葉を掛けて貰いました。求めてくださる方がいる限り、そして、まだ出逢っていない方に出逢うために、これからも描き続けようと思います。

 

ただ一筆の◯、円のために、

意味を求めることすら手放して、

「呼吸を調える・墨をつける・描く・受け入れる」の儀式を何千回(もう間もなく一万回に到達するでしょう)と繰り返した先に生まれた作品です。国内でも展示の機会を設けて参りますので、ご鑑賞いただけましたら幸いです。

 

 

http://artsantafe.com