初春再々廻隅田賑(またまためぐるすみだのにぎわい)、2日・3日の連続演舞を無事終了致しました。
20分程のパフォーマンスを終えて、見上げた時に目に映る、顔・顔・顔…この光景に私が圧倒されるほどの感動をいただきました。
昨年に増して、このイベントに期待するみなさんの熱気に、演者一同興奮しておりました。(実際、会場の窓が真っ白に曇り、雫が垂れ落ちていましたし、この後の書初め大会も大変盛り上がりました)
今回描いた作品は、露払いとして四尺四方(1.2m)の布に「運気の上がる字」、そして真打は八尺十尺(2.4m×3m)の布に「七福神図」です。
初日に描いた字は、
最澄さんの言葉「一燈照隅」より【迎春・照】。
2日目には、荘子の書物より【明鏡止水・澄】。
自らの意志や影響力を発して行く「動・陽」的なエネルギーと、
美しい心や動機に立ち返っていく「静・陰」的なエネルギー。
これを併せ呑むことで、気流に沿った開運が為されていくことを願いました。
真打には、両日とも、美術館所蔵の北斎漫画からヒントをいただき、七福神を私なりに配置した大書画パフォーマンスです。。
『ご来場の皆さんの運気を上げる』ことに昨年末からコミットし、描く、でも、書く、でもなく…筆が躍りたいように躍らせて…約15分間で一気に創りました。
『繋(初日)』『繋福(2日目)』の書を添えて完成させた本作には、昇流七福神図(しょうりゅうしちふくじんず)と名付け、今もすみだ北斎美術館の1F講座室(入場無料)に展示されております。
本館企画展『めでたい北斎』の期間終了(~1月21日)まで置かれているそうですので、是非、この機会に開運の大書をご覧になりつつ、北斎の名作に触れていただければと願っております。
最後になりますが、同じく出演してくださった、桃川亜紅さん、桃川流社中のみなさん、吉原狐社中のみなさん、葛飾ふとめ・ぎょろめさん(webページ)。
どれも素晴らしい演目で、同席できたことに感激しております。また、美術館の皆様のご協力には感謝がつきません。
「オールすみだ」を具現化した本イベント、お陰様で来年以降も継続予定です…2018年を存分に味わい、また、来年お逢い致しましょう!
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♪satomi (木曜日, 04 1月 2018 20:40)
七福神、スゴい!
禮生 (木曜日, 04 1月 2018 21:20)
♪satomiさん、ありがとうございます(#^^#)神様パワーにあやかりました。会場の皆さんも固唾を飲んで見守ってくださいましたよ!