山梨在住のガラス作家・山崎葉(Yo Yamazaki)さんと、通算2度目のコラボ展示の機会をいただきました。
会場は、岐阜市・金華山のふもとにある「ギャラリー独楽」さんです。
今回は、前回のコラボ展示の時よりも、
色彩豊かな作品を寄せさせていただきました。
朧月、夜の太陽、沈丁花、雪解け水、水の流れる山…
自然界で味わえる春の訪れをモチーフに、
静けさの中にある、ダイナミックさ。
一瞬を切り取った…一見、静止している時にも流れている、いのちの鼓動。
点から無限へと広がる、今。ただ、この時。
そういったものを自ずと感じられるような作品になっていればいいな、と託し、手放した作品群でした。
日頃から和素材に焦点を合わせて制作しているのですが、和紙と馴染みのよいニスでコーティングしたためでしょうか、ギャラリー内の打ちっぱなしのコンクリート壁に大変マッチしていたということです。いわゆる「書道感」を期待された方からは異質にも観えたようです。
パソコン上の写真で観たらほとんど違いの分からない「素材感」「表面の状態」ですが、人の感覚はやはり敏感で…観る人の「快」「期待」と一体何がマッチするか、毎回良い勉強をさせて貰っています。